人間関係で悩んで、好きな仕事を辞めようかと思ったことがある
かつて僕は、人間関係を理由に退職を考えたことがありました。
もちろん今も、人間関係の悩みは尽きません。
だけど、人のせいで自分の好きなことを諦めるのは悔しいので、自分なりにその問題を克服する努力をしています。
今日は、僕が実践している方法を紹介しちゃいます!
介護職の退職理由
職場での人間関係のトラブル
この項目は、介護の仕事の退職理由で、常に上位を維持しています。
ちなみに、意外かもしれないけど、
仕事がきつい・給料が安い・汚い…などのいわゆる3Kは、退職理由トップ3に入っていません。
なぜなら、介護や看護が3Kだと思っている人は、最初からこの仕事を選ばないでしょ。志をもって介護の仕事を始めた人は、3K理由で退職することはないからだろうね。
ま、中には「介護なら誰でもできるだろう」となめてこの仕事に就いて、やっぱり介護は3Kだと騒ぐ人もいるみたいですが。
介護じゃなくたって、どんな仕事にも大変な部分はあるでしょうに。
人間関係のトラブルってなんだ!?
さ、本題に戻りましょ。
僕が「人間関係のトラブルがある」と感じるときに必ず抱く思い。
「絶対にあの人に嫌われてる」
だって、
・大したミスでもないのに、しつこく注意されるし、
・必要な情報を教えてもらえないから、何をしたらいいかわからないし、
・僕にだけ、大量の仕事を押し付けてくるし…
うんうん。ひどいことされてるね。辛いよね。
確実に嫌われてるね。
ではここで、上の「嫌われている根拠」から、客観的な事実だけ抜き出してみるよ。
・ミスをして注意された
・情報が足りずに、仕事の進め方がわからない。
・処理しきれないほどの仕事を与えられている。
いやいや、それは省略しすぎでしょ!ってツッコミました?
実は、省略した部分って、僕の思い込みかもしれないって気づいたんです。
・「大したミスではない」と思ってるのは僕だけ。相手は重要なミスだと思ってる。
・「しつこく注意される」のは、僕がコトの重大さを理解してないから、相手は僕にそれを分からせようと必死に説明している。
そもそも2回が”しつこい”のか、10回なら”しつこい”のか、捉え方には個人差がある。
・「必要な情報」と思ってるのは僕だけ。相手は必要ない情報だと思ってる。
もしくは、その情報がなくて、僕が困っているということに、相手は気づいていない。
・「大量の仕事」=人によって”大量”の感じ方は違う。(大体の場合は、誰かと比較して「自分ばかり多い」と感じる)
僕が”大量”と感じているかどうか、相手は知らない。
・「仕事を押し付けられる」=”押し付けられる”と”任される”の違いはなんだろう?
僕の場合は、自分にとって楽しそうな仕事なら”任された”、
自分の嫌いな仕事なら”押し付けられた”と感じるかな。
あとは頼むときに、期待の言葉なんかかけてもらえると、嬉しいかも。
ここまで読んでも
まさに今、「人間関係のトラブル」真っ最中の人なら、こう思ったのでは?
かつての僕のように。
そうはいっても、態度とか見たら絶対嫌われてるし、
他にもたくさん、私が嫌われてる証拠はある!
だから、やっぱり嫌われてる!
ふと湧いた思い
ーーもしかしたら、僕は”嫌われていたい”のか?
世の中に嫌われたい人なんていない!?
”嫌われていたいたい”人なんているわけないでしょ!
という反論が聞こえます。
よ〜くわかります。
僕だって、嫌われているのはイヤだもん!
でもね、
「私は嫌われている」という命題を掲げているときって、それを証明するための根拠を必死に探してしまうわけ。
それで、たくさん根拠を集めて(自慢げに?)こう言うのだ。
やっぱり、僕は嫌われてるんだ!
僕の考えが正しかった!!
おめでとう!
そうだね、君の言う通りだね。やっぱり嫌われてたね!
で……
それ、happyか?
「僕は嫌われてる」の命題を証明することに、何の意味があるのだろう。
人間関係のトラブルから抜け出す方法
「嫌われてる」を証明するために一生懸命になるのがバカらしいと感じた僕が、実践している方法を紹介します。
「あの人は、本当は僕のことが好きなんだ」って思う。 …以上
???
何言ってるの?バカじゃないの?って思った??
そもそも「嫌われてる」って思ったのが自分ならば、
「好かれてる」って思うことも自分の勝手でしょ。
本当は相手がどう思ってるかは、この際関係ない。
本当は嫌われてるのかもしれないし、本当は好かれてるかもしれない。
でもそんなのいちいち相手に聞けないじゃん。
「僕のこと好きですか?嫌いですか?」なんてさ。
そうすると、自分の中の世界が変わるんだよね。
仕事でのミスを注意された(事実)
・そんなにクドクド言わなくたって…やっぱり私のことが嫌いだから、私にだけあんな言い方をするんだ。(嫌われ前提)
・私のために言いにくいことを、こんなに真剣に怒ってくれる。(好かれ前提)
もし、相手が本当に僕のことを嫌っていたとしても、僕が(好かれ前提)で、瞳をキラキラさせながら、尊敬と感謝の眼差しで話を聞いていたら、相手はどう感じるだろう。
もしかしたら、僕を見る目が変わるかもしれないね。
でも、でも、でも、
勘違いしないでほしい。
「自分が相手を好きになれば、相手も自分を好きになる」
って話ではないからね。
ただ単に
「自分が”好かれてる”と勝手に思ってると、
自分の中では相手に”好かれてる”ことになる」
……うん。
こんなに長いこと書いてきて、結論は、すごく当たり前のことです。
相手に嫌われないための方法ではない!です。
それを期待して最後まで読んだ方はごめんなさい。
だって、絶対に嫌われない方法なんてないと思うし。
相手の感情は操作できないからね。
事実は一つ
事実の受け止め方は千人千通り
ポジティブ思考がいい、ネガティブ思考が悪い、とかじゃなくて
「あなたの頭の中の世界は、あなたの好きなように変えられる」ってことをお伝えしたかったんです。
人間関係でお悩みならば、まずは”自分の頭の中の人間関係”を変えてしまおう。
この考えを身につけるために、僕が参考にしている本
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今日から11月(イイツキ)だね
朝日 南